埼玉県、姉妹提携へ
思わぬ姉妹提携が!
埼玉県は海外との交流を積極的に図っており、現在のところメキシコ州やオハイオ州などの5つの国や州と姉妹提携を行っています。
姉妹提携を行うことで経済や教育などの相互交流が深まることから、県民にとって良い結果をもたらすと期待できますが、新たに姉妹提携の話が持ち上がったのがなんと「ジオン公国」だったのです!
参考:http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1753828.html
ジオン公国とは?
ジオン公国なんて聞いたことがない、世界のどのあたりにある国なの?と疑問を感じた方も多いはずです。
よく知っているという人と、全く知らないという人の意見に分かれるジオン公国とは、実は架空の国家のことです。
ジオン公国は、一世を風靡した機動戦士ガンダムに登場する国家です。
つまり、ジオン公国はアニメの世界の架空国家なので、実在しているわけがないのです。
なぜ姉妹提携という話になった?
アニメに登場する架空国家と姉妹提携を結ぼうという話が飛び出したのは、なんと県議会の予算特別委員会での事です。
議員同士の雑談で出た話ではなく、県議会で大真面目な話をしている時に提案されたそうなのです。
良い大人が何を言っているのだと呆れてしまうような話ですが、提案した当の本人は決して冗談ではなくて真面目に提案として発言したそうです。
このような奇抜な提案をしたのは、自民党県議の田村琢実氏です。
ジオン公国との姉妹提携を思いついたのは、色々な発想で観光政策を進めるべきだという考えに基づいたものだということでした。
子供の頃にアニメを夢中になって見ていた世代なので、ジオン公国という発想が生まれたのだと考えられます。
実際に埼玉県にはアニメなどの舞台になっていて、アニメファンにとっての「聖地」が複数存在しています。
それにあやかる形で地域振興が実施されていることから、新しい地域活性化の取り組みとして提案された内容とのことでした。
この提案に知事は、試す価値があるとして検討する回答をしたそうです。
ちなみに、ガンダムの内容を全く知らない世代の県議は何を言っているのかよくわからないという表情だったそうです。
賛否両論の姉妹提携論
ジオン公国との姉妹提携については賛否両論があるのも事実です。
面白い発想だから是非やって欲しい!観光客を呼びこもう!と歓迎する声がある一方で、ジオン公国はアニメの中で人類を半分くらい死に至らしめた独裁国家として描かれているのだからイメージが悪すぎると真剣に考えている意見もあります。
ガンダムは現在でも根強いファンが多く、仮に姉妹提携の話が実現してジオン公国に関連するイベントが開催されるとたくさんの観光客を呼び込んで経済効果を引き出すことができるでしょう。
色々な意見もありますが、個人的にはぜひやってみてもらいなと思うのが本音です。