奥長瀞にひっそりと佇む「秩父温泉 満願の湯」

奥長瀞の「秩父温泉 満願の湯」とは?

長瀞というのは、埼玉県の秩父地方にある全長約6kmの渓谷のことです。
1924年12月9日には「長瀞」の名義で、長瀞町と上流の皆野町内の川岸、そして埼玉県立長瀞玉淀自然公園の一部が国の名勝および天然記念物に指定されました。
「瀞(とろ)」というのは、川の水が深くて流れが非常に静かな場所のことを意味しています。

秩父は古くから温泉があることで親しまれている地域ですが、中でも奥長瀞にある「秩父温泉 満願の湯」は、全国でも有数のアルカリ温泉として有名です。
豊かな山に抱かれた満願の湯は奥長瀞渓谷と満願の滝の水音が聞こえてくる絶好の環境にあり、ストレス解消には理想的な場所です。

「秩父温泉 満願の湯」のおすすめしたいポイント

満願の湯は、全日午前10:00〜午後9:00(最終入館午後8:30)まで入浴することができます。
利用料金は平日が中学生以上900円、3歳~小学生は550円で、土・日・祝祭日に関しては大人1,050円、子ども650円となっています。
ちなみに、17:00以降の利用については割引料金が適用されます。
フェイスタオルやバスタオルなどもレンタル(有料)できますので、手ぶらで気軽に立ち寄ることができます。

満願の湯は入浴しても効能が得られますが、飲用としても古くから珍重されています。
お土産処では長瀞町名物の物産品が買える他、秩父名水「満願」(ミネラルウォーター)も購入できます。
秩父名水「満願」は満願の湯を飲料水として商品化したもので、稀にみるアルカリ性と、カリウム、ナトリウム、カルシウム等の陽イオンが健康つくりに役に立つと評判です。
ミネラルウォーターは、源泉所から宅配を依頼することもできます。

もうひとつ、満願の湯を化粧水・乳液として商品化したうるるの泉「満願」も好評です。
「しっとりすべすべ美肌の湯」が特徴の満願温泉の温泉が70%以上配合されており、高い保湿効果と温泉ミネラル効果が乾燥したお肌に潤いを与えてくれます。
お値段も化粧水が1,300円、乳液も1,500円(いずれも税込)とお手頃で、お土産にもぴったりです。

「秩父温泉 満願の湯」へのアクセス

長瀞へのアクセスは都心から約2時間、関越自動車道花園I.Cから140号で秩父方面へ走り、約30分のルートが便利です。
収容200台の駐車場も完備しています。

公共の交通機関を利用するのであれば、秩父鉄道・皆野駅から皆野町営バス日野沢行きで15分、秩父温泉下車がおすすめです。
皆野駅からタクシーを利用すれば、約15分で満願の湯に到着します。
満願の湯周辺には観光スポットも多いので、時間的に余裕を見て出かけるといいでしょう。