自然の豊かな埼玉県北部地域
埼玉北部もまたツーリングスポットとしてはオススメです。
特にこの地域は埼玉の中でも自然の豊かな場所ですので、ツーリングを思う存分楽しむことができます。
山の奥に入れば入るほど、電車や大型の車では行きにくいところになるので、バイカーのみが見ることができるというような風景を堪能することができます。
そういう意味でも面白いのは三波石峡と呼ばれる場所です。三波石峡は、登仙橋から下久保ダムまでの約1.3kmの美しい渓谷で、国の名勝・天然記念物にも指定されています。
三波石の巨岩や奇岩などが私たちの目を楽しませてくれます。さらに周囲の樹木がそういった岩に四季折々の彩りを与え、楽しませてくれるのです。
この三波石峡にころがっている岩は「三波四十八石」といわれる48個の巨岩や奇岩があり、それぞれに名前がつけられているんですよ。そして、江戸時代から景勝地として知られている三波石峡には、旅人相手の案内を生業にしている村人もいたのだとか。
また、このあたりで採れる三波石は、緑色の結晶岩石片岩で、石英が緑色の紋様を示していることから、非常に高価な庭石としても重宝されていたのだそうです。
埼玉県北部の見所はまだ他にもあります。
そのひとつが美里町下児玉地区で行われる約5ヘクタールの広大な敷地に色とりどりのコスモスが咲き乱れる美里町下児玉地区で行われるコスモスまつりです。メインフェスティバルの日には各種イベントが開催されていますし、コスモスの花の摘み取りも有料となりますが、可能です。また、10,000㎡の巨大なひまわり畑もあるので、夏もこの地域は華やかな雰囲気に包まれるのです。そういった花が好きな人たちにとっては、ぜひぜひ行ってみたいスポットなのではないでしょうか。
埼玉県北部には神社仏閣も点在しています。
その内の1つが、妻沼聖天山です。ここは、東京都台東区の本龍院の待乳山聖天、奈良県生駒市の宝山寺の生駒聖天とともに、日本三大聖天さまの1つとして知られ、特に縁結びの神様として知られています。恋人や夫婦の縁はもちろんですが、家内安全・商売繁盛・厄除け開運・交通安全・学業成就などにおける、あらゆる分野での良縁を結んで頂けるとして、多くの人たちから慕われています。
約250年前には、埼玉日光と呼ばれていたようです。
その他に、埼玉県北部には、ヤマトタケルが関東平定の途中にヤマトヒメから授かった火打金を神体山に納めたことを起源とする金鑽神社や、奈良時代に行基上人が開山した名刹で、約80種類800株のあじさいが咲き乱れ、別名あじさい寺とも呼ばれている能護寺などがあります。
(参考サイト)
1:三波石峡
2:美里町の花のみどころ
3:妻沼聖天山歓喜院
4:金鑚神社
5:能護寺